偉大なる画家としてすでに名声を得ていたシャガール|高額査定を受ける為に知っておきたい事前知識・価値
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偉大なる画家としてすでに名声を得ていたシャガール

ユダヤ人としてロシアの寒村に生まれたシャガールは、故国にあっても自らの民族を意識せざるを得ませんでした。またパリでは異邦人として制作し、ようやく取得したフランス国籍はナチス・ドイツによって剥奪され、亡命を余儀なくされます。
彼は民族と国境の間で彷徨いながら、画家として大成していきました。その長い画業の中で、シャガールは繰り返し自画像を描きました。それは激動する社会の中で、画家としての自分を見失わないための努力の跡のようにも見えます。
晩年のシャガールのビデオを見たことがある。彼の自宅でのインタービューでは、南仏の陽光が降り注ぐ庭で、髪の毛をシニョンに編み上げ、上品だけれどどこか厳格な面立ちのヴァヴァが、英国人インタービュアーの質問に答えるシャガールのフランス語を流暢な英語に通訳していた。
シャガールはとても幸せそうで、ヴァヴァの腕をとったり口づけしたりして、カメラを向けられたヴァヴァのほうが当惑したような顔をしていたのが印象的だった。
制作光景ではシャガールはまるで別人のように目つきが鋭くなり、すさまじい勢いで絵を仕上げていく。きびきびと動き、絵具を溶かした小皿を片手に、筆はみじんの迷いも狂いもなく形を描いていくのだった。
ヴァヴァはシャガールの二番目の妻である。彼の最初の妻はかの有名な美しいベラ。シャガール初期の絵のモデルとして繰り返しモチーフにも使われている。
シャガールはユダヤ人であったから大戦中はニューヨークに亡命していたが終戦直前の1944年にベラが急死してしまう。最愛の妻を失ったシャガールがフランスへ戻り、数年たってヴァレンティーナ・ブロドスキーというユダヤ系ロシア人の女性と再婚したのが1952年のことであった。ヴァヴァはシャガールがつけた愛称である。
だからわたしはずっとシャガールのあの美しい幻想的な絵は、ベラとヴァヴァという二人の妻への愛がなせる魔法であり、愛の賛歌なのだ、と勝手に想像していた。
ところがイギリスで求めたぶ厚いシャガールの画集の巻末には、彼の半生がかなり詳しく書かれており、そこでわたしはベラの死後、あまりの喪失感に制作もおぼつかなかったシャガールがヴァージニアという英国人女性と恋に落ち、再び彼の絵に喜びと輝きが戻ってきたことを知った。
その上、ヴァージニアとのあいだにダヴィッドという男の子がいることまで!その時からわたしはヴァージニアがシャガールとの7年間の生活をつづった本を読んでみたい、と思い続けてきたのだった。
今年になってようやく日本語の題名がわかり、アマゾンから中古本を取り寄せた。『シャガールとの日々 語られなかった7年間』である。
ヴァージニアは偉大なる画家としてすでに名声を得ていたシャガールへの畏怖にも似た尊敬を持ちながらも、彼の人間としてのさまざまな面を率直に描いている。それを浮き彫りにさせ、陰影をつけているのは、ヴァージニア自身の心の葛藤、そして自分探しの模索の苦悩である。
ヴァージニア・ハガードは1915年フランス生まれのイギリス人。父親がイギリス領事であったからボリビア、キューバなどで暮らし、イギリスとカナダで教育を受ける。パリのアカデミーで絵を学び、スコットランド人の画家、 ジョン・マクニールと結婚して第二次世界大戦がはじまったころニューヨークに移り、1940年にジーンという娘を産んでいる。
しかし夫のジョンはひどい鬱状態となり、生活費を稼ぐこともできず、ヴァージニアは洗濯や縫物をしてわずかな日銭を稼いでいた。その頃シャガールの娘のイダは、母のベラが亡くなって以来父親の世話をしてきたが一人娘として大事に育てられたイダは縫物が嫌いで、シャガールの靴下は何か月も積み上げられたままになっていた。
イダの友人がセントラル・パークでヴァージニアと知り合い、友人はヴァージニアに靴下の山を取りに行くよう勧めたのがきっかけで、ヴァージニアはシャガールの家政婦として働き始める。シャガール  画家とモデルはコチラよりご確認下さい。
2012年11月13日放送|開運 なんでも鑑定団「第1回 オネエのお宝鑑定大会」
M・シャガールのリトグラフ
●M・シャガールのリトグラフ
●鑑定士(永井龍之介)の出した金額:\70,000
【鑑定士総評】
シャガールの原画をもとに作られた複製版画。シャガール70歳の頃、エルサレムのユダヤ教教会のステンドグラス12枚の注文を受けた。その一点をもとに作られた版画。タイトルは「エルサレム・ウインドウ ネプタリ族」。リトグラフは色ごとに版を重ねるが、依頼品は30色ほど使って非常に精巧に作られている。
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