版画が有名な棟方志功の掛軸|高額査定を受ける為に知っておきたい事前知識・価値
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版画が有名な棟方志功の掛軸

棟方志功の肉筆画。墨を主体に描き、その間に色彩を施している。棟方志功の版画絵は個性が強いので、本紙(絵)を筋で廻し中廻しを更に一文字裂の筋廻し、 軸の両サイドを明朝で仕立てた 志功好み風の特異な様式です。
軸先は為(茶色の塗り軸)とし、落ち着いた感じとしました。 掛け軸の重要なポイントはそれなりの様式がありますが、 大事なことは本紙をいかに引き立てる仕立てをするか。
たとえば娘にどんな着物を着せたらは娘がいちばん輝いて見えるか、 着物ばかり目立ってはいけませんよね。 表具の世界では取り合わせと呼んだりします。 表具はわき役に徹することと思っています。
『巻頭随筆Ⅱ』(文藝春秋編、文春文庫、1980年)に、棟方志功がふんどしに虎の絵を描いた話があります。堺誠一郎「ふんどしが掛け軸になった話」(『文藝春秋』1967年11月号に掲載)がそれ。
昭和13年のこと。筆者、堺が第一回目の出征をして2年目、友人の八木隆一郎(劇作家)から慰問袋が送られてきた。棟方は八木と同郷である。八木の紹介で、出版社勤めの堺も棟方とは親交があった。
八木は、そのころ出征する友人たちのために、棟方に頼んでふんどしに虎をかいてもらい、餞別にしていたところ、誰もケガもせず、戦死した者もいないというのだ。堺にも、元気で帰ってくるようにと送ってくれたのだった。
 実際しめられるように紐がついていたが、しめずにいつも大事に持ち歩いていた。そのおかげかどうか昭和14年の初めに無事帰還できたので、父親がそのふんどしを掛け軸にした。以来、毎年五月の節句には床の間に飾るようになったとか。
当時の棟方志功は、まだごく一部の人だけが知っているという程度で、小さな借家に住んでいたそうだ。そこへ掛け軸の箱書きを頼みに行ったところ、いつも通り大きな声で喜んで迎えてくれた。堺に言わせると、棟方の絵は、じかに描かれたものは版画に比べて全体からの迫力が弱まっている場合が多いのだそうだ。
掛け軸は、丈夫な男の子に育つようにと端午の節句に飾ったのでしょうが、元々がふんどしで、しかも虎の顔が猫に近いとなると、かなり弱そうです。それでも実際、戦地でのお守りになったわけですからね。確かにめったにないいい記念品だと思います。テレビの「なんでも鑑定団」に出してみたいと思うのは私だけでしょうか。
棟方志功 買取
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2013年11月19日放送|開運 なんでも鑑定団「IN 岡山県鏡野町」
棟方志功の掛軸
●棟方志功の掛軸
●鑑定士(田中大)の出した金額:\1,500,000
【鑑定士総評】
版画が有名な志功だが、依頼品は墨を主体にしてその間に色彩を施した肉筆画。非常に墨をたっぷりと使っており、普通なら絵になりにくくなるところを、山間というものをうまく描きだしている。上2/3は墨や群青で暗く描き、下1/3で山間の奥行きを出している。
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