会田誠の社会通や道徳心の挑発|高額査定を受ける為に知っておきたい事前知識・価値
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会田誠の社会通や道徳心の挑発

会田の方法が想起させるのは、たとえばマグリットの絵画ではないだろうか。然るべき文脈を欠いた複数の事象の出会いを、西洋絵画の因習的な空間表現によって実現させること。あるいはそこに視覚的な錯視効果を含む、認識論的な錯誤を発生させること。周知のように、マグリットの絵画は、モダニズムの批評家たちの批判の対象となった。因習的な絵画的イリュージョニズムを残存させていると見なされたからである。
同様のことが会田誠の絵画にも相当する。たとえば《あぜ道》は、画面を垂直に区切る一本の分断線が、近くと遠くを暴力的に接続する。しかし「道」と女子高生の髪の毛の「分け目」との隔たりは、その操作によって無化されるわけではない。むしろその唐突な結合によって、そこでは両者の隔たり=距離こそが際立つからだ。
●会田誠の絵画
このような操作によって絵画の図/地の区分が揺らぐわけではない。むしろ会田の絵画において強調されるのは、図/地の配分からなる因習的な絵画空間なのだ。そのため、こうした態度を──マグリットがかつてそう見なされたように──会田誠の「絵画的保守主義」と呼んでもよい。複数の様式やモチーフ(ミニマリズム、戦争画、現代風俗、琳派......)を併置し、折衷する会田誠の方法は、作品が絵画ではない場合においても、絵画的な保守性を保持することによって遂行される。
しかし、本来的に複数の様式の折衷・接合である、つまりは様式批判である会田誠の絵画は、そのためにひとつの絵画空間=保守的な具象的傾向を選択してしまう。会田の絵画はこのような逆説を帯びる。しかし、もちろんこの選択は意図的なものである。たとえば《美術と哲学2 フランス語、ドイツ語、英語》(2011)という三つの映像がある。会田誠 買取
類型化されたフランス人画家に扮した会田が、フランス語を話しながらカメラに向かい合うガラスに抽象絵画を描き、それに相当する演出が、ドイツ、アメリカの画家に対しても行なわれるというものだ。こうした演出により、それぞれの抽象絵画は、一個の類型あるいは記号的表象として、他国のガラス絵=抽象絵画と相対化される。
●会田誠の作品
それらは、互いに併置されることである具象的(フィギュラティヴ)な性質を帯びはじめるのだ。それらのガラス絵は、たとえば新聞の連載漫画で揶揄される前衛主義的な抽象絵画のように、すでにマンガ=類型と化した絵画様式のパロディにほかならない。したがって多くの会田作品がマンガ的な風情を漂わせているのは、彼の世代的な出自によるものばかりではなく、このような様式批判的方法と無関係ではない。
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