今泉今右衛門 墨はじき|高額査定を受ける為に知っておきたい事前知識・価値
絵画 買取

今泉今右衛門 墨はじき

私は昨年2月, 14代今右衛門を襲名し,鍋島の代々の仕事を継承していく中で鍋島の品格と格調をいかに守り創出するかを今後の目標とする覚悟である。
その中で,この「墨はじき」のような,目に見えないところへの神経と手間を大事にすることをひとつの信念として取り組んでいきたいと思っている。
鍋島の制作に携わっていく中で、このような目に見えない心配りを随所に見ることが出来る。目に見えるところに神経を遣うのは当然のことであるが,鍋島の世界では,このような,「墨はじき」の技法のような,目にみえない所に,神経と手間を惜しまない。
何かこの感覚が鍋島の"高い品格"と"高い格調"を醸し出す要因になっているような気がするのである。鍋島ではこの「墨はじき」の技法を含め,格調高い木盃型の形状,気品高い柞灰釉,高い高台,櫛目などの高台書き,表書きに匹敵する程の裏書き,緊張感のある筆致,斬新且つ精巧な構図など,それら一つ一つの細かい神経と手間の集合によって,世界に類を見ない最高の色絵磁器が創り出されている。
「墨はじき」とは,江戸期から鍋島ではよく使われた白抜きの技法である。技法の手順としては,まず墨で文様を描き,その上を染付で塗る。
すると墨に入っている膠分が撥水剤の役目をし,墨で描いた部分が染付の絵具をはじく。その後,素焼の窯で焼くと墨が焼き飛び白抜きの文様が現われるという,染織のろうけつとよく似た技法である。
鍋島ではこの「墨はじき」による白抜きは、主文様を引き立たせるための脇役の表現方法という目的を感じさせてくれる。「墨はじき」によって描かれた個所は,染付の線描きされた個所と比べるとやさしい控えめな印象を与える。
鍋島ではその特性を最大限に生かすために,この「墨はじき」が主文様の背景に使われることが多い。染付で描いてもよさそうなところを,あえて一手間二手間かけて,主文様を引き立たせるために「墨はじき」の技法を使い描く,鍋島らしい神経の遣い方である。
私はこの控えめではあるが、白抜きの奥深い魅力に惹かれ、背景を描くだけでなく、主文様の部分にも取り入れ作品に生かす努力をしている。今泉今右衛門 買取
  • 色鍋島唐草文香炉今泉今右衛門
    色鍋島唐草文香炉
  • 色絵吹重ね草花文花瓶今泉今右衛門
    色絵吹重ね草花文花瓶
  • 色絵藍色墨はじき雪文菓子今泉今右衛門
    色絵藍色墨はじき雪文菓子
2014年1月7日現在|今泉今右衛門オークション
十二代今泉今右衛門本人作色鍋島更紗文花器
●十二代今泉今右衛門本人作 色鍋島更紗文花器
●現在の金額:\351,000
【鑑定士総評】
江戸時代に栄えた色鍋島の再現に尽力し、その孤高の陶技と非凡なセンスを活かして鮮やかで緻密な絵付による、本歌を脅かすほどの優れた色鍋島作品を生み出し、歴代屈指の名工と謳われる【12代今泉今右衛門】(1897-1975)本人作。
非常に緻密に「有職更紗文」を描き込んだ、そしてシャープで斬新な造形を誇る筒花瓶です。本作を見れば、12代今右衛門がいかに高い技術を持っていたかが良く分かります。本当に圧倒的に精巧であり、圧倒的にエレガントな作品です!         
江戸時代当時ならば即刻将軍家や天皇とその側近クラスなどに献上されていたと思います。これだけの斬新さを放つ精巧な器形に、寸分の狂いも感じぬ精巧な絵付け。
査定無料お気軽にどうぞ美術品のご売却は、美術品買取専門のアート買取協会へ。6つの強みで安心とご満足をお届け致します。絵画・美術品売却はこちらから無料買取査定フォーム

この情報記事と内容が近い情報記事をご紹介しております

女性ウィッグ 通販

美術品買取の地域|出張無料査定

北海道
|青森|岩手|宮城|秋田|山形|
|福島|茨城|栃木|群馬|山梨|
東京神奈川|埼玉|千葉|
|新潟|長野|富山|石川|福井|
愛知|岐阜|静岡|三重|
大阪|兵庫|京都|滋賀|奈良|和歌山|
|鳥取|島根|岡山|広島|山口|
|徳島|香川|愛媛|高知|
福岡|佐賀|長崎|熊本|大分|宮崎|鹿児島|
|沖縄|